10年ぶりのバオバブの実 京都府立植物園

京都府立植物園(京都市左京区)で、アフリカバオバブの木が、10年ぶりに実をつけた. 花を咲かせるのは、国内では現在この木のほか富山、沖縄両県の植物園にある2本だけで、結実は非常に珍しい. この木は、2003年と04年に人工授粉で大きな実が1個ずつなっている. 今回は3個で、複数実ったのは初めてだ. 自家受粉でも時折実をつけるが、大きくならない. 花粉もなかなか手に入らないため、人工授粉もままならなかった. 今回のは、昨年8月中旬に開花した五つの花に、富山県中央植物園の木の花粉を付けてできたものだ. 実は、長さ約20センチ、直径約10センチ程度の大きさ. 2月中旬まで見られそうだ. アフリカバオバブの栽培を担当したことがある長沢淳一園長(56)は「03年と04年に実がなったのは偶然かもと思っていたが、ほかの木の花粉を付ければ、大きな実ができるとはっきりわかった」と話した. (戸村登).

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